『サイノウラボ』という会

いろいろな考えが重なって、『サイノウラボ』という会を企画した。
ちょっと考えをメモしておく。

  • 今年で創業5周年、記念パーティーもいいけど、何かこれまでやって来た思いを感謝する人たちに還元できることはないかなーとずっと考えて来た。
  • Mistletoeメンバーでやりたいことをお金ではなく支援していることの大切さに気づかせてもらうことが増えた。最初は広範囲に支援したりしているのかと思ったけれど、断ることの方が多いという。志を共にする仲間や関係性、トライブを大事にしている。自分もこんなことがやってみたいと泰蔵さんにアイデアを話すとその日のうちに実行できる環境を整えてくれた。
  • 人事採用を仕事としてきて情報のオーバーロードが個々の判断を狂わせている要因の一つと感じることが多くなった。「選択の科学」の本の中でシーナ・アイエンガーも言っているが選択肢が多い中で人は選択をしなくなる。本当にそうで、迷っているうちに、物事はどんどん進んでいく。経験や実績で話を進める、判断を即すのはなかなか難しい。まだ今「こじまさんが話てして(紹介して)くれた人や企業、組織は信頼できる」という一次情報の等価として信頼してくれている人が多いのでやっていけているけれど、情報の波に押されて次第に二次情報になっていく不安がある。実際、提案しても現場のスタッフの意向が強いから、体験させて一回失敗させるというアクションも発生していて。マーケットのスピードからして、この生産性は何なんだと、、(それもありだけどなぁーって)考えることもポツポツと増えてきた。五感で、もういっしょに体験してもらわなければ人は動かないんじゃないかと、思うようになった。
  • 3年前に「才能を探す」というテーマでカヤック柳澤さん、バスキュール朴さん、パーティー伊藤さんでトークセッションをさせていただいた際、伊藤さんが性格云々より「才能に惚れる」という話がズッーっと頭の片隅でチカチカしていた。クリエイティブで優秀なチームは互いの才能に惚れてモノを作るし、尊敬し合う。オープンに才能を愛でる機会が作れたら何か生まれるのではないかと思うようになった。
  • アテンションを得るだけで中身のないイベントや集客ではなくて(実際こういうのは帰り道ちょっと悲しくなる)、人が少なくてもいいから、面白くって素敵な人達の才能の発表であれば、今までやってきた人を観察し、売り込む技術の延長線上で拡張できるし、みんながちょっと幸せになる会になると思った。
  • 先日出張で、実家に寄ったとき母親が『山家学生式』の教えをおもむろに話はじめて、資料を手に取ると「一隅を照らす」という既視感。
    あーこれは、孫泰蔵さんの座右の銘だとガーンときた。恥ずかしながら深く理解しておらず、その晩ゆっくりと資料を読んでじんわり。
    さぁ、とりあえず動こう。